waxtraxさんの「
旧車にころんだ理由とか・・・。」を読んでウンウンとおもったりしたので似たような記事をかく奴〜
…まぁぼくの場合は転んだというよりは子供の時からずーーーーっとこの「旧車好き」の位置から一歩も動いてないので語弊がありますけど。
ぼくはそもそも人と競争することが苦手な性格で、競り合うような場面になると一歩引いてしまう悪癖もあります。
物心ついた時から運動神経がどん底で、スポーツで人よりわずかにでも上に行った事がありません。
かけっこはつねにビリッケツ、球技では邪魔者扱い、マラソンでも学年で下から二番目くらい…当時別に太ってたワケでもないのにとにかく体を動かすこと、相手と競うことに対して人一倍消極的でした。
小学校低学年のときに学校に親を呼び出されて「子供らしい快活さがまるでない」と問題提起されたこともあります。
(※昔は子供は風の子元気な子、が当たり前という風潮が根付いていたので内向的な子供はおかしい!と平気でいう先生がいた)
なので自然と学校では図書館で過ごしたり、友達と外で遊ぶということも少ない子供でした。
家がめちゃくちゃ貧乏でRCを買ってもらえるような環境では無かったんですが、図工で5以外を取ったこともないぐらいには元々手先は起用だったので、同じクラスの子らや近所の子らのマシンを整備したりオプションを付けたり破損した部分を補修したりというのを頼まれてやってました。
普通の子供が面倒くさがるメカニックを喜んで担当してた感じですねw…まぁ変な子供だと思います。
だから自分では所持したことはないけど多種多様なマシンをいじらせてもらえてました。
中学生くらいになると周りはどんどんRCに飽きていったので触らせてもらえる機会もなくなりました。
自分でやっとRCを持つことができたのは完全に周りが興味を無くしてしまっていた高校生になってからでした。
郵便配達と新聞配達で得たバイト代で夢のRCを買えたのです。
ふつー高校生くらいがバイト代が入ったら服とか交友費とかでしょ…そんなものには目もくれずRC一本釣り(笑)最初に買ったものはアスチュートでしたねぇ…。
そのあと高校の同級生で「昔遊んでたRCが押し入れに眠ってる」ものを引き取ってレストアしたりしてました。このころは世間的にもRCはガラクタ程度の扱われ方だったのでタダでもらえてました。
二台目のRC-10FXも買ったりして徐々にマシンも増えたんですが、基本的にウチの地元は田舎でサーキットなどもなく、RCも完全に下火で一緒に走らせる仲間などもいないので一人で公園や学校の校庭で走らせてました。
でもぼくの場合は走らせることよりもただ整備したり改造したりするだけでも満足してたので一人でもとくに問題は感じていませんでした。
高校を出てすぐに東京に出ました。
最初は会社の寮住まいで、社会に出たての若いやつらがまず興味を持つであろう様々な大人の世界に微塵も興味を持つこともなく(笑)社会人になってもRCをいじったりしてたので奇異の目で見られていました。
しかし同じようにRCに興味を持ってくれる同僚や先輩もちょこちょこいて(コンピューター関連の会社だったのでオタク気質の人も多かった)、田舎とは違ってショップやサーキットも身近にあったので初めてサーキットを訪れたりRC仲間が出来たりしました。
このころはF1とかツーリングカー全盛期だったのでバギーをやる人は少なかったですけど、神奈川の西山模型とかに行ったりしてましたね〜。
環境や仕事が変わったりしてサーキットに行けなくなったりしつつも、オークションサイトでどんどん中古品を集めたりしていました。
2000年頃はまだまだRCは底値だったので数十台のジャンクで一万円とかいまじゃ考えられない値段でしたね〜。
このころからインターネット上で旧車好きが集まるサイトなどの存在を知り、走行会に出かけたりしてました。
それから今日に至ります。
結局、人と競うことに元々消極的な性格もあってレースとかに出ることもなく普段整備したものを休日にサーキットで走らす、このサイクルでずっときてます。
RCはレースありきの人から見るとおかしく見えるかもしれませんが、自分はそこにまったく楽しみを見いだせていないままなのです。
せっかく作ったものだから走らせたい、とは思っても競争したいとは思わないんですよね。
レース等は一度も出ることもなく、ただひたすらに整備したものをサーキットで転がすという遊び方でずっと一貫しています。
レースに興味がないとなると新車にもあんまり食指が動かないわけです。
もちろん魅力のある新車もちょくちょくありましたけど、やっぱり興味の対象は当時いじってたマシンだったり模型屋のショーケースに飾られてたカッコイイマシンだったりなんです。
すでに当時欲しかったものはほとんど手に入れてしまったけど、記憶の中にあるきらびやかなマシンたちは今も燦然と輝いています。
多分これからも追いかけるのはあのキラキラしたマシンたちなんだろうなと思いますね。